【ちいさなおうちの誕生秘話⑤ -リビング 前編-】
我が家のリビングのテーマは、大人数でホームパーティーができる仕様にすること。
これはリノベーションをするにあたっての全体のテーマで、キッチンも和室もそれぞれそれを前提にリフォームを行いましたが、使用頻度が特に多いリビングについては、ほぼこの目的のためだけにデザインしたました。
というわけで、可能な限り広さを実現し、また、隣接するキッチン、和室と繋いだ空間とすることで、大人数を収容できるスペースとして活用できるようにしました。
そして床材として選んだのは、オーストラリア檜の無垢材です。
家の中で一番広い面積を占めることもあり、床材は無垢材を使用することを当初より決めていました。
選定したのはオーストラリア檜。日本の檜よりも香りが強いのが特徴です。
それを部屋の長手方向に貼っています。
長手方向に貼ると、部屋が大きく見えるようになります。
敢えてふしが全面に出ているものを選び、木目を楽しめるようにするとともに、
使用するにつれて味がでてくるような風合いのものを選びました。
(もちろん毎年のワックスがけ等のメンテナンスは必須なのですが。。)
所有している家具が木製のものが多かったこともあり、
全体的にシンプルでウッディなトーンでまとめています。
自然素材を使いたくて無垢材の床板を採用しましたが、
実際使用してみると、それだけでなく、床に反射する朝の自然光や夜の
間接照明の光が部屋全体を包んで落ち着いた空間を演出できるのが
いちばんよかった点です。
(中編に続く)