リネンバードのマカロンスツール

還暦をとうに過ぎたつれあいはあちこち節々が痛くて、とくに正座するのがだんだんとツラくなってきた。

リビングでテレビを見たり、お茶を飲むときに、座椅子か低いスツールがあれば楽にすごせそうな気がしていたが、ちょうどそのころ、たまたま訪れたリネンバードの店頭でマカロンの名がついた小さなスツールを目撃。

オーダーを受け付けていたので、これだっ！とためらわずに注文した。
どうも期間限定品のようだったが、タイミングがうまい具合に合った感じだ。マカロンスツールの張り地は赤にしてもらった。

数週間後に品物が到着。
箱をあけるとコロンとしてカワイイものが出てきた（わかってはいたが）。ほんとにマカロンみたいだ。マッシュルームのようでもある。

肝心の座り心地だが、膝を折りたたまなくていいので、かなりリラックスできている様子。
若い人には理解しがたいだろうが、年をとってくると、身の回りを選ぶ基準はデザイン性よりも機能性や使い心地のほうを重視するようになってくる。

もちろん両方を兼ね備えたものがいいのだけれど、そういうものを探し出すのもけっこうたいへんだ。

このマカロンスツール、使わないときはテーブルの下にすっぽりしまっておけるし、赤くて丸いフォルムがリビングルームのアクセントにもなっている。いい買い物ができたように思う。