リビングルームのリノベーション、2日がかりで完了。まず初日は愛犬の痕跡がいまだに残るクロスをニッペSTYLE DIYのコットン色で塗装。養生に6時間、塗装に6時間を費やす(とにかく長時間の作業で激しく憔悴している)。作業してると、まだまだ巾木の隙間から愛犬の毛が何本も出てくる。そのつど拾いあげてヤツの骨壷(抜けた爪が入ってる)に戻してやる。いつかDNAから再生させてやりたい、と思ってるが費用はいったいいくらかかるのだろう?
いちばん大きな壁面には壁紙を貼るので古い汚いクロスを剥がしたのだが、下地の防音石膏ボードがかなり湾曲してヒビが入っていることが判明。17年も経つと住まいもどんどん劣化が進行している(もちろん住人はいわずもがな)。石膏ボードを取り替えたり、平面を作りだすのはとてつもなくたいそうなので、パテやコーキング剤で簡単に修復して壁紙を貼ることにした。
2日目は朝から壁紙を貼る。作業は2回目だが、手際が悪いのはかわらず。あちこちに不備はあるものの、3時間ほどでなんとか貼り終えた。やはり石膏ボードが反っているので等間隔に筋が入ってしまい、やや屏風風な仕上がりに。まあ、仕方ないね。
オランダのアイフィンガー社(創業100年の老舗)の壁紙は、もちろん圧倒的に美しいのだが(印刷も特色を使ってかなり凝っている)よく観察するとチューリップの葉っぱにニワトリが乗っていたり、なってる果実が半割りになっていたり、かなりふざけた感じもする。そうかと思うと思慮深いところもあるのが面白い。ハチドリが狙っている花と果実はフェイジョアかグアバっぽいのだが、調べるとハチドリはフェイジョアの送粉者らしい。
寝そべったり、うたた寝したり、だらしなくなるのでソファは廃棄した。かわりに骨盤をサポートするStyle Dr.CHAIRを2台並べた。健康器具だけど、あんがいシックリ馴染んでいる。これからは姿勢を正してテレビを見るつもり。今回は、DIYで健全なリビングルームに変身した、ということで(笑)。