昔から、ビットマップ画像をモザイクタイルに置き換えて、昔のアナログなゲームキャラクターを作ってインテリアに組入れてみたいと思っていました。
設置場所は、キャラクターものとインテリアは、相性が難しいので、どういうカタチでどうするかを考えて、狭いスペースだけど、隠れた部分で、遊べるスペース→トイレにしました。
デザイン的には、くせのないインベーダーがいいと思っていましたが、家族に相談すると、子供のときに遊んでいた『ディグダグ』というキャラクターをプッシュされました。
どういうキャラクターかネットで検索してみると、インベーダーのようにクールではないけれど、なんともかわいいキャラクターだし、子供のころに親しんだキャラクターがトイレにいるのって、家族が嬉しいだろうなぁと思い『ディグダグ』に決めました。
作成については、
リフォーム業者が出して来た見積もりが、10万円という金額だったので、
自分で作成して、壁に施工だけしてもらえないか考えました。
自分で作成するといってもやり方がわからない上に、タイルの図案がつながった状態のシートにしなければ、施工をお願いできない条件付きです。
図案をつなぐための業者が使用してるシートは、個人には販売されておらず、どうするかという問題にぶつかりました。
ネットで検索して、モザイクタイルを個人向けに販売している店舗に電話相談しているうちに『キャラクター図案のモザイク、うちでできますよ。見積もりをだしますので、それで検討してみては?自分で作るのは、大変なので、』とおっしゃっ てくれるところが見つかり、見積もりを出してもらうと18000円という金額だったので、こちらの会社に依頼することに。
こちらの会社は、ネット販売で個人向けにモザイクタイル販売もしてますが、もともとタイルの産地、岐阜県多治見市の会社でメーカー兼販売、リフォームをしてるとこ ろでした。
モザイクタイルの色も図案用のカラーが豊富なシリーズ(アートモザイコ)があり、タイルの質感もすごくいいです。
*キャラクター図案著作権について:個人の方からの依頼で作る分は、大丈夫だそうです。
20m/m角のモザイクタイルを使用。
キャラクターは、1982年にナムコが発表したアーケードゲーム「ディグダグ」です。
モザイク図案下、マルセル・デュシャンのサイン・シール「R.MUTT 1917」を便器ではなく、タイル画の下に貼りました。
*このサインは、デュシャンが選び、「R.MUTT 1917」とサインした事によって芸術となってしまった男性用便器があり、そのサインだけがステッカーの商品になったもの
狭い空間を活かし、角でキャラが出くわしてやっつけている構図にしました。
タイル画は、割と大きく作ろうと思っていたので、どの程度が一番圧迫感なく、タイル画を楽しめるのか1/50縮尺のおおざっぱな模型を作って寸法を決めました。
こういうシートに貼られた状態で送られてきました。
『ボード』と書かれているタイル図案をはめ込む部分以外の壁をプラスターボードで、ふかして段差を作っています。
枠に、2mm厚のアルミの細い板で縁取りをしてから、タイルの施工をしました。
イラストレーターで正確に図案を作り、渡しました。
(碁盤の目状の紙にかんたんに図案を作って渡しても下記の資料のようにCGで図案をおこしてくれるので、大丈夫です。)
CGでモザイク図案をおこしてくれるので、リアルなイメージができます。
実物の色目で確認したい場合も見本帳の貸し出しをしてくれるので、確認ができます。