2007年に中古マンションをリノベーションしました。
コンクリート部分だけを残し、内装や設備などを全て取り払う「スケルトンリフォーム」です。
その際にフローリングをどれにしようか…と悩み、タモ材の無垢フ ローリングにしました。
悩んだポイントは、フローリングの種類と樹種(木の種類)です。
まず、種類については、合板フローリングにするか、無垢フローリングにするか検討しました。
合板フローリングは薄くスライスした木の板を接着剤で張り合わせたもの。木の性質でもある伸縮や反りが発生しにくい一方で、木が薄いため、木目は少し物足りなく感じました。
無垢フローリングは、木そのものものをフローリングに加工したもの。気温や湿度の変化によって縮んだり、反ったりするデメリットはありますが、木の感触を肌で感じることができ、自然素材なので無害なのが特徴です。
双方を比較検討した結果、肌触りの良さと自然のものという安全性に惹かれ、無垢フローリングを選択しました。(2014年現在、やはり反りや伸縮は生じています。でも、これも味だと思い、気にしていません。)
次に樹種 ですが、広葉樹の「タモ」という種類にしました。
理由は2 つ。1つ目は「広葉樹で堅いこと」、2つ目はその「色味」です。
まず1つ目の「広葉樹で堅いこと」ですが、パイン材などに代表される針葉樹は、木材に空気層が多く含まれており、断熱性能が高いのですが、その分柔らかく、傷がついてしまいやすい。毎日生活するところですから、すぐに傷がついてしまうのは困るなぁと思い、針葉樹よりも堅い広葉樹で、と決めました。(堅いとはいえ、生の木。角のとがったものを落としたりすると傷はつきます。我が家の床にもたくさんの傷が…。でも個人的にはそんなに目立たないと思っています。)
2つ目の「色味」について。部屋を「フレンチカフェ風」にしたいと思っていたので、ナチュラルなタモの色味がぴったりだと思いました。写真でもわかるように黄色味の強い木材です。明るすぎず濃すぎない中間色なので、明るい色とも濃い色とも合います。今後、趣味が変わって、「脱フレンチカ フェ」したくなったときに対応できることもポイントでした。
タモ材の表面にはドイツ製の蜜蝋ワックス入りの「ラッペンワックス」という、人体に無害なワックスを塗っています。ワックスのおかげで、木目がよりはっきりと出ました。また無垢フローリ ングの表面を汚れから保護する役目も果たしてくれています。
工事をしてから7年が経ち、黄色味が強かった状態から少し黄土色っぽく、色が濃くなってきました。竣工時より落ち着いた良い色合いになっています。色の変化を楽しめるのも無垢の良さだと思います。
リビングダイニング。
タモ材は黄色味のある木材ですが、時間が経つにつれ、落ち着いた色合いに変化していきます。
タモ材は木目もきっちりと出ます。
現在のフローリングの様子(2014年4月23日撮影)。
施工されてから7年以上が経過していますが、無垢の風合いはそのままに、
良い雰囲気で色が濃く変化していっています。
多少凹みや傷もありますが、気になりません。
アイテムを使い始めた日 2007年 1月
無垢 フローリング タモ ワックス ラッペンワックス サンワカンパニーの床材 床材の施工
- ブランド:
- サンワカンパニー
- 寸法:
- 幅1800mm × 奥行75mm × 高さ15mm
- 施工・購入:
- ウィル空間デザイン → イエナカプロのページ
- 関連サイト:
- http://www.wills.co.jp/reform/example/88/
- 分野:
- リフォーム リノベーション
- 住所:
- 宝塚市逆瀬川1-14-6
»地図を見る - 電話:
- 0797-72-3450
- URL:
- https://www.wills.co.jp/refor...