薪ストーブによる火事を防止するのに必要なことは、薪ストーブ燃焼中に可燃物を近くに置かないこと(これは当たり前)、薪以外のものを燃やさないこと、煙突掃除を年に1回(煙突トップは3〜5年に1回)は行うこと。ということで、晩秋〜初冬の頃に煙突掃除を行うのが我が家のしきたりとなっている。
煙突掃除は先ず、煙突の下部を取り外す(2枚目の写真。メンテナンス用に取り外し可能な構造になっている)ことから始まる。そして、1枚目の写真のような掃除道具を使って掃除する。
最初に先端のブラシを煙突に入れ、落ちてくる煤を受けるために煙突の口にゴミ袋を付ける。そして、ブラシに棒を繋いで、煙突内を上へと押し上げていく(3枚目の写真)。順々に棒を延長していき、トップまで届いたら、今までと逆の手順でブラシを煙突内で下降させる。煙突内を押し上げる・引き下げるのは、ブラシをねじりながら行うのだが、棒をねじって接合しているので、ねじが締まる方向に回さないと煙突内にブラシが残ってしまう可能性があり、
回す方向には気を付けて作業を行う。
我が家の煙突の場合、ブラシを挿入してすぐに煙突が折れ曲がっているが、延長する棒が柔軟な棒になっており、難なくトップまで押し上げ、また引き抜くことができる。また、煙突の根元側(ストーブ側)にも煤が落ちてしまうので、こちらは掃除機で煤を吸い出し、掃除完了となる。
4枚目の写真は、最初の年の掃除で取れた煤だが、取れ難い、しつこくこびりついたような煤はなく、量も思っていたより少なかった。ということは、変な燃やし方はしなかったという証拠。それでも1年目の煤には小さな塊が見られる。これが3年目になると、5枚目の写真のように塊がほとんどなく、ふわふわした煤になった。年を経るにつれ、燃やし方が上手になってきたということだ。ちなみに、乾燥状態の悪い薪を燃やしたり、燃やし方が悪いと塊状の煤が取れるらしい。
掃除用の道具。
青い棒は全てつなぐと煙突のトップまで届く長さになる。
また、屈曲部にも対応できるよう柔軟性がある。
掃除用に煙突下部を取り外した状態。
割と簡単に取り外すことができる。
煤が舞わないようにゴミ袋を設置して、ブラシを回転させながら煙突内を掃除していく。
1年目の煙突掃除で取れた煤。
所々塊が見られる。
3年目の煙突掃除で取れた煤。
ふわふわしており、塊もほとんど見られない。
アイテムを使い始めた日 2010年 11月
第14回コンテスト ネスターマーティンの薪ストーブ 薪ストーブのメンテナンス
- ブランド:
- ネスターマーティン
- 品名:
- S43
- 寸法:
- 幅735mm × 奥行472mm × 高さ803mm
- 施工・購入:
- 京阪エンジニアリング
- 関連サイト:
- http://www.handinhandjp.com/nestormartin/