この春に空気清浄機を分解掃除をしました。ただ布をかけているだけでは、背面の空気の吸い込みフィルターにホコリが結構付着してしまいます。せっかくキレイにしたので、空気清浄機にすっぽり被せるカバーを作ることにしました。
空気清浄機は、室内での存在感があるので、生地の質感や柄などインテリアに合わせることと通気性を考えてリネンにしました。
以下、図面と作成した方法記載しています。
空気清浄機の各面の寸法を計り、幅と奥行きでゆとりを5mmくらい足して図面化しました。
私が持っている空気清浄機は、前面と背面で高さが違うので、このような解体図になります。
上面は角丸になっているので、下の写真のようにどの程度の角丸かを測定してカーブをつけます。
そして本体の上面と縫い合わせるラインは、つながりを良くするために、角を少し削ってなだらかにライン修正をします。
(上の図の赤丸の部分がそれに当たります。)
あと、縫い合わさる辺の長さがそれぞれ同寸になるように上面の角丸に合い印をつけます。
上の面のカーブの部分は、定規を当てて角丸のサイズを測ります。
6cmの角丸のカーブでした。
本体の上面を縫い合わせる辺のライン修正:角にカーブをつけてライン修正をしてる箇所をそれぞれ拡大しています。
以下5枚続きます。
図面を元に布を裁断した状態です。
縫い代の始末:ジグザグミシンをかける(ロックミシンのある方は、ロックかけでも。)
裁断した生地端がほつれないようにジグザグミシンをかけていきます。
写真は、側面の裾をジグザグミシンをかけているところ。ちょうどほつれてるところを裾線に利用したので、この部分は、裁断前にジグザグをかけてから裾のラインを裁断しました。
縫い過程:
まず、側面を縫い合わせて筒状を作っていきます。等間隔にピンを打って縫う準備をします。
片倒しにして表からコバステッチをします。(倒す方向は、背面側)
裏側はこんな感じです。
筒状の側面が出来上がったので、空気清浄機に実際にかぶせてみます。
次に側面と上面の縫い合わせ
垂直方向に縫い合わさるので縫いズレが起きやすく、それぞれのパーツがきちんと同寸法に仕上がるように合い印をつけておきます。
ピンの打ち方ですが、まず合い印をつけた四角とその中間地点にピンを刺します。
そして写真のように等間隔に少しピンの数を増やします。(ちょっとピンの間隔が適当ですが。。)
その後、カーブのところを細かくピン打ちをしていきます。上面のカーブを側面パーツの直線に縫い合わせていくので、カーブ部分の生地が浮いてきます、その浮きを平均的に逃がしながらピンを打ちます。わかりにくいと思うのですが、下の写真を参照してください。
このピン打ちをするとカーブでタックができたりせずにキレイに縫いあがります。
上面のカーブを側面の直線に縫い合わせていくので、このように生地が浮き上がる感じになります。これを細かくピンを打つことで平均的に抑えていきます。
縫うときは、上面を下にして縫います。
こんな感じにミシンをかけていきます。ミシンの針板にガイドラインが入っているので縫い代の幅に合わせながら縫っていくと楽です。
ピンを打っていてもカーブのところで生地浮きが出てきたりしたら、このようにハサミで生地浮きを抑えながら縫うと生地のヨレを抑えながら縫うことができるのでキレイに仕上がります。
側面側に縫い代を倒して、倒した側にコバステッチ。
コバステッチをしたほうが縫い代が泳がずにカタチもキレイに仕上がります。
最後に裾を2つ折りにして、1cmのステッチをかけます。
出来上がりです!前から見た写真。
上から見た写真。
これで空気の吹き出し口のホコリを防げます。
製作にかかる時間は、ソーイングに慣れていると人だと半日くらいで出来上がると思います。
アイテムを使い始めた日 2011年 1月
- ブランド:
- シャープ
- 品名:
- 加湿空気清浄機
- 品番:
- KC-Y65
- カラー:
- ホワイト
- 寸法:
- 幅378mm × 奥行265mm × 高さ593mm
- 重量:
- 9.3kg