気になりながらも、手入れをせず、長くそのままにしていたナガバオモダカ。葉が密集して茂り、元気も今ひとつ。完全に株分けのタイミングを逸しています。
京都の水生植物専門の杜若園芸さんで購入してから約1年半。「メダカ喜ぶ水草」がこの植物のうたい文句ですが、密集した葉には藻が絡みつき、本来、葉の周囲を楽しげに泳ぐはずのメダカが、完全に避けて泳いでいます…。
株分けは春に行うべきものですが、真夏と真冬を避ければ、駄目ではなさそうなので、10月に入りやっと株分けを行いました。
(ナガバオモダカの育て方は難しく無く、手入れと言えば、この株分けと肥料やりぐらい、寒い地方でなければ、屋外に出しっぱなしで、越冬もしてくれます。肥料は、春から秋にかけて1ヶ月に1度ぐらいの割合で、緩効性の固形肥料を土に入れます。)
まず、ナガバオモダカを水鉢から出します。鉢植えなので、取り出すだけです。
鉢から抜くと、土がどこにいったんだ?と疑問に思うぐらい、根がびっしりです。
株分けしていきます。右上の株が購入した最初の株。下のケースのなかの株はすべてその子供の株です。15株ほどありました。
(小さい鉢にこれだけの子株を増やすとは、凄い繁殖力。。)
弱らない様に、鉢、ケースに水を張ります。
鉢の中の土が減っていたので、赤玉土を用意しました。
赤玉土はそのままでは使えません。
赤玉土に、水を少しかけます。
その後、赤玉土をスコップの背中でつぶしていきます。
田んぼの土を目指して、どんどんつぶして、練っていきます。
まだちょっと荒い気がしますが、結構重労働なので、この辺で止めときます。
一番きれいで、元気の良さそうな株を一つ選びました。
(選ぶ基準としては、小さくても太い根ができているもの選びました。)
鉢の真ん中に穴を掘って植えます。他の株は少しもったいないですが、入れる水鉢も無いので、燃えるゴミで破棄します。
ナガバオモダカは、北米産の植物で繁殖力があります。在来種を守る為にも、近所の池に移植することも出来ません。
水鉢に入れました。赤玉土は粘り気があり、水に沈めてもほとんど、土が舞い上がることがありません。
ただ、鉢の底に溜まった土や落ち葉などが舞い上がり、何か食べるものが無いかと、入れたとたん、メダカが寄ってきます。
ナガバオモダカが一株だけになり、水鉢の中がスッキリしました。
特にナガバオモダカに絡んでいた藻は、まとわりつくので、メダカにとってじゃまな存在だったはず。泳ぐスペースも増え、メダカたちは喜んでいるように見えます。
あと肥料は、ほとんど根がないので、もっと生育してからやろうと思います。
秋の株分けになりましたが、繁殖力が凄い植物なので、今からでも根を張って、冬を越してくれるハズです。
アイテムを使い始めた日 2015年 5月
- ブランド:
- 杜若園芸
- 品名:
- ナガバオモダカ
- 施工・購入:
- 杜若園芸
- 関連サイト:
- http://www.akb.jp/