根強い人気の定番ヘッドホン、ゼンハイザーのHD650を使っています。
マンションに住んでいるので、なかなか大きな音でスピーカーを鳴らせません。そこで少しだけ贅沢なこのヘッドホンを1年ほど前に買いました。
開放型と密閉型がある中で、少しでもスピーカーに近い音の広がり、臨場感を楽しみたい。音漏れがあり、外からも雑音が入りることもありますが、家でしか使わないので、迷わず開放型を選択しました。
最後まで迷ったのが、同じ価格帯のShureのSRH1840とAKGのQ701。Q701はちょっとかっこ良過ぎるので、SRH1840とHD650をお店に取り寄せてもらって、聞き比べました。SRH1840は少し音が固め、私にはHD650の方が、自然な音に聞こえました。
購入後、家にヘッドホンアンプはありませんので、マランツ PM-14SA(プリメインアンプ)につないで聞いています。色々な音楽を聴いてみて、その印象は、やや低音が弱めですが、確かに録音によっては、臨場感があり、特に高音はヘッドホンよりずいぶん離れた位置から音が鳴っているように聞こえます。また音がとてもリアルに聞こえる分、録音の違いが、とても敏感に感じられます。お気に入りのアルバムが、録音が悪いとちょっと残念な感じに聞こえることも。また当たり前ですが、頭の中で音が定位するので、スピーカーほど楽しめない。約260gと軽く出来ているのですが、やっぱり頭が重く感じてしまって、寝転んで聞くことが多いです。
ただ、夜中にめいいっぱい音量が上げられるのは、とてもいいですし、これまで聞き取れなかった脇役の楽器の音を見つけられるのは、ヘッドホンならではの楽しみです。
またケーブルは取り外しが出来るので、お気に入りのバランス駆動のヘッドホンアンプが見つかれば、バランス駆動ケーブルにしてみるのもいいかもしれません。イヤーパッドの素材には経年劣化の少ないベロアが使われているので、長く愛用したいと思っています。
ゼンハイザーのHD650
軽く作られている割に、質感があります。
ドライバーユニットは、開放型のため、外から見えます。
少しレトロな感じのなかなか立派な箱が付いてきます。
箱の中身。ヘッドホンは外に吊り下げたい所なのですが、しっかりと保護されるので、箱に入れておく方が持ちはいいと思います。ケーブルもくるくると巻けば一緒に入ります。
さわり心地のよい素材で出来ています。よく見るとMADE IN IRELANDと書いてありました。
イヤーパッドは、柔らかなベロア素材。ケーブルは両だしで、取り外し交換が出来ます。バランス駆動にするとどれだけ音が変わるのでしょうか。
アイテムを使い始めた日 2013年 3月