ハンティングトロフィーとは、狩りで捕まえた動物の首から上をはく製などにした装飾品のこと。
よくお金持ちの家に飾ってある、アレです。
我が家にも飾りたいな~とずっと思っていましたが、もちろん、本物のはく製は手に入れることも難しいし、飾るのもちょっと怖い…。
「ハンティングトロフィー」や「アニマルヘッド」で画像検索すると、木製や紙製、ぬいぐるみなどたくさん出てきます。
どれにしようかといろいろ考えていたのですが、どうせなら自分で作ろう!と一念発起。
作り方をご紹介します。
※途中まではこちらを参考にしました。
https://www.lilblueboo.com/2012/04/paper-mache-animal-heads-a-tutorial.html
<私が使ったもの>
*消耗品*
・新聞紙(2日分くらい?)
・クラフトテープ
・半紙(10枚くらい)
・のり(100均で売っているもの1本)
・ダンボール
・フェイクグリーン
・土台(焼桐)
・両面テープ
・ワイヤー
・フック・ヒートン
*道具*
・はさみ
・刷毛
・のりを溶く容器
・カッターナイフ
まずは新聞紙とクラフトテープを使って、大まかな形を作っていきます。
まずは頭から。
新聞紙を丸めて、ボール状にします。ぎゅうぎゅうに固くする必要はありませんが、ある程度の硬さがあったほうが、後々作業しやすかったです。
それを3つ、大中小と並べます。
左から頭→鼻先になっているイメージ。
最終的に目指したのは「鹿」なのですが、参考サイトではユニコーン(馬)をモチーフにしていました。
それに沿って作ってしまったので、鹿にしては面長になってしまったかも。
よりリアルな鹿を目指すには、大中2つのボールでもよいかもしれません。
次に、3つのボールをさらに新聞紙でくるみます。
最終微調整できるので、ざっくりでよいと思いますが、ここでの凹凸が意外と表面に現れます。
次に首の部分を作ります。
いろいろ参考になりそうなハンティングトロフィーをネットで見ましたが、頭だけのものも多数。
でも私の好みは首付きのものでした。
ちょっと歪んだ円錐のようなイメージ。
最後、壁に設置する部分はまっすぐな方がよいので、ダンボールを型紙として入れます。
ここも大まかでOK。
頭とくっつけてから修正していきます。
頭と首をくっつけたところ。
うまく立っていますが、このままでは「壁に付けたらものすごく下を向いている鹿」になってしまうことに気づきました。
首と頭の角度を調整しました。
そうそう、この感じ。
ここから地道な作業がスタートします。
基本は「張り子」。
小さく手でちぎった新聞紙を、水で溶いたのりでぺたぺたと張っていきます。
小さく、と言いましたがそこまで小さくしなくてもいいと思います。
3×3センチくらいでしょうか。
ただ、凹凸がある部分には小さいほうがいいかなと思います。作ったパーツに沿うように、変なシワができないようにするのがコツです。
のりは、水が多すぎると乾いたときに端っこがめくれてきてしまうし、水が少なすぎると扱いづらいです。
もうすでにサラサラとした質感の、障子のりや洗濯のりで代用するのもアリなようです。
ちぎったものにのりをつけて、本体に張っていきます。
だんだん、どこまで張ったかわからなくなってくるのですが、3周くらいしたら乾かします。
乾いたら、次は耳を付けます。
ダンボールで好きな形の耳を付けます。
本体がしっかり乾いてからカッターナイフでそっとカットして、耳を差し込みます。
あまり力を入れすぎると、本体が凹んでしまうので注意が必要です。
(私は自然乾燥させましたが、ドライヤーなどで強制的に乾かす方法もあります。でも中までしっかり乾くには時間がかかります…)
平らな耳だと雰囲気が出ないので、少し端の方に折り目を付けました。
次は半紙で同じようにやっていきます。
半紙は手でちぎらずにハサミでカットしました。2×2センチくらい。半紙でも3周します。
耳の継ぎ目は3周にこだわらずしっかりと。
結局耳の端を折っただけでは雰囲気が出なかったので、キッチンペーパーをのりに浸して、ふくらみを表現しました。
その上からも半紙を張ります。
ごつごつしてしまいましたが、これはこれでいいかなと。
彫刻っぽい雰囲気?
角は悩みどころでした。
同じように新聞紙やダンボールで、芯を作って…とも考えましたが難しそう…。
ネットで見ていたら、枯れ木を使っている商品があって、いいやん!と思いましたが、いい感じの枯れ木ってどこで探せばいいのだろう…。
公園?山?勝手に切ったら怒られるよなぁ。下に落ちているやつなら大丈夫かもしれませんが、虫がついていたらどうしよう…と不安に。
少し邪道ですが、フェイクグリーンを使うことにしました。
1本750円のフェイクグリーンを購入。
お高いだけあって、結構リアルで、枝の中にワイヤーが入っているので、好きな形にできるのも魅力。
本体に穴をあけて差し込みます。
裏側は壁に設置すればほとんど見えないので、結構ずさんです(笑)
中の新聞紙がいい感じに枝を固定してくれました。
(固定されなかった場合は、耳と同じように半紙で固定するつもりでした)
土台についてもまた悩んだのですが、オットの助言により「焼桐」を使うことにしました。
直径30cmです。
取り付けたい壁がコンクリートで、釘などが打ち込めないので、天井から吊るすことにしました。
ヒートンを板に取り付けます。
超強力な両面テープをべたべたと張り、板に固定!
天井に取り付けたフックと桐板のヒートンをこのワイヤーロープでつなぎました。
単につるしただけでは、板が浮いてしまったので、結局両面テープで壁に固定…。
完成です!!
おお~~~~!!
なかなかいい感じにできました!
天井から約30cmのところに吊るしています。
ちょっと遠めから見たら、細かい粗が目立たず、いい感じ!
完成まで1週間程度かかりましたが、とても満足のいくものが作れました!!