昨年の冬あたりから育てているコウモリラン(ビフルカツム)。
根っこを苔玉に包まれた苔玉仕様になっていましたが、順調に育ってきたため、板付にすることにしました。
こちらが板付前のコウモリラン。苔玉はワイヤーにつながっていて、これを天井からぶら下げていました。ただ成長につれて、重たくなってきたのかワイヤーが曲がり気味に…。
そもそもコウモリランは木に着生して育つシダの仲間。(別名:ビカクシダ)
木にくっついている姿が自然の姿であり、我がリビングのジャングル化にもつながります。
それにしてもよく伸びました。胞子葉(緑の葉っぱ)が初めは3つくらいで、中央にある約10cmくらいの長さでしたので…。
それが今やこうです。ざっくり測ったら一番長い葉は50cmくらいありました。
新芽もにょきにょきと伸び始めています。
ちなみに、緑の葉の下にある茶色いものもコウモリランの葉っぱ。貯水葉とか外套葉などといって、水を溜め込む役割をしています。茶色くなっても落ちたりせずそのまま残るのが特徴。
板付は生育期にするのがよいそうです。一般的な植物の植え替えと同じですね。ただ、貯水葉が出始めている頃は、やめておいたほうが良さそう。貯水葉に傷がついてしまうと生育が止まってしまい、最悪そこから腐ってしまうこともあるのだとか。
私も、「これから生育期に入り、貯水葉が出てくる前に!」と思って板付けを決意しました。
まずは板。コルク板にしました。杉板やヘゴ板に着生させる人も多いようですが、よりワイルド感のあるコルク板で。チャーム(ネット)で800円くらい。大きさは15cm~20cmといったところ。
ジャングル感たっぷり。当初はヘゴ板で…と思っていたのですが、移動のときにポロポロと剥がれるという噂を聞き、除外。シュッとしている杉板よりもワイルドなコルク板を選びました。凸凹していて、コウモリランも根を張りやすそうです。
そしてミズゴケ。絶対150gも必要ありませんが、これしか見当たらなかったので…。
レビューにも書いてありましたが、小枝など、ミズゴケ以外のものも入っています。私はあまり気になりませんでしたが…。
あとは、針金やテグス、麻紐など。道具としては、私は針金を切るためにニッパー、コルク板に穴を開けるために電動ドリルなどを使いました。
ミズゴケを水でふやかします。おおよそ3掴みくらい入れたと思います。
ここからは一人の作業だったため、写真がないのですが、苔玉になったコウモリランを解体し、ミズゴケとドッキング。そしてコルク板にもミズゴケを敷いて、コウモリランをセッティング。麻紐で固定するため、4~5箇所コルク板に穴を開けてぐるぐるとコウモリランを板にくっつけます。
最終的にはこんな感じに!コルク板の上部に穴を開けて、針金を通して天井に刺したフックから吊っています。ミズゴケが水を含むと結構な重量になっていると思いますが、天井から下げているフックは2.7kgまで耐えられるものなので、今のところ大丈夫そう。
横から見るとこんな感じ。初めてだったので、結構時間がかかりましたが(多分3時間くらいは格闘していたと思う)、なんとかできました。この麻紐は貯水葉が伸びてくれば、それに包まれて見えなくなるはず。。。さらに言うと、根がコルク板に着生すれば、不要になる予定です。
ただ、無事に育ってくれるかはまだわかりません…。様子を見守りたいと思います。
...10日後の様子。
今のところすくすくと順調です。ただ困ったことがわかりました。
あの時、3~4cmだった新しい葉っぱは、7~8cmほどに成長!しかしどうやら、私は上下を間違えて板付けしてしまったようです。コウモリランは成長点(葉が生えてくる部分)が上だそう。
思い切り下にあります…。付け替えるのは負担をかけそうだし、もっと言えば苔玉の時からずれていたような気もするし…。一旦このままで様子を見ようと思っています。無事に成長して欲しい!