夏に訪れた熊本県荒尾市にある小代焼(しょうだいやき)の窯元の一つ、
小代瑞穂窯の福田るいさんから大阪で開催される展示会のDMが届いたので見に行って来ました。
今回、手に入れたのは前回購入したコーヒーカップとおなじ白い釉薬を施して焼いたもので、ふくよかなカタチをしたタンブラー。
この器のカタチを見た時にこれでビールが飲みたい!と直感的に思いました。
(*わたしは、普段ビールをあまり飲まないのですが。。)
なぜそう思ったのかは、実際にビールをついでみると実感できました。
直感的に思ったことをもう少しだけ正確に言うと、『ビールを注いでみたいと思った。そして飲んでみたいと思った。』です。
そう思わせたのは、器のふくよかなカタチとシンプルな模様です。
器に刻まれた模様が水の波紋や渦を連想させて注ぎたくなったし、タンブラーなのにふっくらしているので注ぐなら泡立てたいなぁと。
きっとおいしく泡立つような気がしました。
思ってたとおりの泡立ち感でおいしそうです。ガラスとは、ちがった趣きでビールが楽しめます。
わたしが購入したのは、しのぎという技法で横に削られた器と斜めに削られた器の二つ。
めずらしくはない技法ですが、そのシンプルさがいいです。
これは、横に削られた器。
こちらは、斜めに削られた器
このふくよかなタンブラーには、横と斜めの他、縦、印花などいろいろなバリエーションがありました。
今回、るいさんの作る小代焼がまた欲しいと思い展示会に行ったのは、前回購入した器が毎日使ってるうちにどんどん好きになって行ったからです。
鉄分の多そうながっちりした土に、るいさんがおっしゃっている古武士のような風格と力を備えた白釉がかかっていて、だけど作り手のやわらかさが入っている。そんな器を日常で使えば使うほど、どんどん好きになっていきました。
こんな感覚は、初めてだったのでうれしかったし、なによりも『飲むという行為』を楽しくしてくれています。
個展なので、ショップでは、あまり見かけない個性的な器も展示されていて、現代の暮らしにたのしさをプラスしようとしている作風が見て取れました。
これからもどんな器を発表されていくのか楽しみです。
写真は、陶器のマグネット。箸置きやブローチにもできそうなかわいらしさです。他にも面白いカタチの茶こしやポットなどがありました。
器を買った日は帰り道に、器に注ぐビールを、箕面の地ビール屋さん『箕面ビール』で、つまみをこれも箕面にあるパン屋さん『ア・ビアント』で買いました。『箕面ビール』は、地ビールの世界ではかなり有名なメーカー。毎年賞を獲得しています。
器のおかげで、ビールを一層美味しくいただけました。
余談:最近、『カルビーライト!』にはまってます。油分を25%もカットしていて、しかも普通のポテトチップよりじゃがいもの味がすごくしておいしいです。
たべすぎると油分カットも意味をなくしてしまいますが、袋に入っている量が少なめなところも気に入っています。