6月に入り、カビやO157などの細菌に注意が必要な季節になってきましたが、この時期、とくに活躍してくれるキッチンアイテムがあるので、記事にしたいと思います。使用し始めたのは、去年の9月からなので、9ヶ月くらいの使用感になります。
原子番号29の銅(Cu)の性質を利用したシンクバスケット。
バスケットは、ぬめりがちで一番細菌が発生しやすい場所。
そのバスケットの素材を銅にすることで、バスケット自体が殺菌してくれるという、すぐれものです。
銅は、やわらかく電気や熱をよくお通す金属としてよく知られていますが、水中に電子を放出して2価の陽イオンになる性質も持っています。
なぜ殺菌できるのかというと『金属イオンが細菌内に取り込まれ、細胞内の酵素の阻害を引き起こし殺菌してしまうから』
抗がん剤の薬品でもプラチナを使って分子レベルで、がん細胞の増殖を阻害する標的薬がありますが、それも金属の性質を活かしたものだったはず。。
銅、銀、金、プラチナと貴金属は、ミクロレベルでいろいろと医療や衛生面で役に立っているのを実感しました。
バスケットはピカピカの赤金色。購入時は、クリア塗装がされているのでツヤがありますが、使用しているうちにこのテカリ感は、消えていきます。
編み目状ではなく、丸い孔が配列されてるので、お手入れもしやすいです。
わたしの場合、ゴミが溜まったら新聞紙の上にトントンと出してくるんで、ビニール袋に入れて捨てます。
取りきれない細かいクズは、キッチンペーパーでくるっと拭き取り捨てるという感じです。
あとは、簡単に水洗いをすれば、きれいな状態を保てます。
ちょっと価格が高いですが、ぬめりも起きないですし、殺菌作用を実感しています。
ステンレスのシンクに銅のブロンズが映え、細菌から守ってくれているプロテクター感があり、そこも気に入ってます。
何社か銅イオン流しバスケットを販売していますが、カクダイの物を購入しました。
理由は、編み目状ではなく、丸い孔が配列された形状で、お手入れしやすいところです。
ちなみにパッケージ右上の『Cu+』のマークは、ICA(国際銅協会)および、日本銅センターが推奨する殺菌効果のある商品マーク。
試験でその殺菌効果が実証済みの印です。
追記:銅の殺菌性については、下記のサイトで詳しく知ることができます。
http://www.jcda.or.jp/feature/tabid/88/Default.aspx
追記:サイズについて
『排水口径(適合サイズ)180ミリ用です。』と商品説明にあるのですが、その寸法は、写真に表示されているトラップの外径のサイズです。
購入の際は、自宅のトラップの内径を採寸してバスケットのサイズと比較してみました。
うちのトラップの内径は、一番上で145mmの直径。填め込んでみたところ「ピタリ」と収まりました。
*バスケットのサイズは、下記に寸法図を表記しました。
アイテムを使い始めた日 2015年 10月