紅茶やほうじ茶をいつも入れている大きめの陶器製ティーポットのフタを割ってしまいました。
買い替えないとなぁと思っていたのですが、代用の蓋を乗っけて使ってるうちに以前行った陶芸教室のことを思い出して蓋だけ作ってみようと思い立ちました。行ったのは、篠山の立杭焼の窯元まるまつ窯さんです。
ポットの蓋だけだと粘土が余るので、他にも作りたいものをと考えて、サイズがサーバーと合っていなかったドリッパーもついでに作ることにしました。
成形の行程が完了したフタ(写真右)と一緒に作ったドリッパー(写真左)。
フタだけだと粘土があまってしまうので、ドリッパーも一緒に作りました。
二つともなかなかの出来です!
フタが割れてしまったLondon Potteryティーポット。これでいつも紅茶を入れたり、ほうじ茶を入れたりしています。
ポットのフタの大きさは、直径が約5センチ。平らなものではなく、上に大きく膨らんだドーム型のフタが付いていました。
訪ねた先は、丹波焼 『窯元まるまつ窯』さん。
先にお電話をし、陶芸教室でフタを作りたいことを伝え、予約して行きました。
電話で作りたい蓋のポットを持ってくるように言われていたので、それをお見せして『シュッとした感じにあげたいのでろくろがいいです。』とお伝えしたところ『ろくろでの製作は、難しいのでわたしがさっと作ってしまいましょう。』と言ってくださり、すぐに一人分の土と電動ロクロを用意してくれました。
行く途中の車の中で、『ろくろで蓋とドリッパーを作るの絶対むずかしいというか無理だと思うから作ってくれないかなぁー』と話してた通りになったので、めちゃうれしかったです。
ここからは、完全に見学者になってしまいました。
まず、土を両手を使って、上げたり下げたりします。
そして、土を上げ下げした後、上に塔の様に伸ばして行きます。
これで、いわゆる『芯だし』、『土殺し』という成形する行程の準備が終わりです。
見ていると、あっと言う間にフタの形が出来上がりました。
ここでいったん、直径を計ります。ポットの穴の口径が約5センチでしたので、縮む分だけ、やや大きく(約117%)作ります。5センチ×1.17倍。ただポットにキチンと入ることが必須ですので、念のため、少し小さめ、1.16倍、5.8センチにしました。
寸法を計ったあと、大きさを調整します。
再度計り直すと、ほぼピッタリ5.8センチ。糸を使って、下の土から切り離します。
出来上がったフタ。(写真右側) きれいな模様を描いています。
あとは、フタのてっぺんに丸い取っ手を付けてもらいます。乾燥と焼くのに約30日間。色はポットに合わせて茶色を指定しました。また出来上がったら取りに行く予定です。(一応フタとドリッパーを作った後の土で、今度は自分で鉢を作りました。)
コストから言えば、ポットを買い替えると費用はほぼ同じですが、割ってしまったことで、ただ新しいものに買い替えるよりもいろんなことを見て体験することができて楽しかったです。
このポットにも愛着がわくと思います。
もともとのティーポットの形状は、こんな感じです。どんな感じにあがるのか1カ月後の出来上がりが楽しみです。
アイテムを使い始めた日 2015年 5月
London Pottery 立杭焼 陶芸教室 キッチン用品のDIY
- 施工・購入:
- 丹波立杭焼 丸松窯(まるまつがま)
- 関連サイト:
- http://marumatsugama.com/